2017年5月アーカイブ
「発想力と知識」で、さまざまなカタチの「ホスピタリティ」を体験
総合福祉学部社会福祉学科 松山恵美子
社会福祉を学ぶゼミ生たちと、さまざまなカタチの「ホスピタリティ」を体験してきました。
ひとつは東京ディズニーランドでの人対人の「ホスピタリティ」のガイドツアーへの参加。
もうひとつは受け付けから部屋のコンシェルジュまでがロボットの「変なホテル」での宿泊。
東京ディズニーランドにはウォルト?ディズニーの豊かな発想がたくさん隠れています。
その発想は「テーマパーク」という限られた場所だけではなく、社会の課題を解決することと連携していることがわかります。
豊かな発想力を持つウォルトですが、兄ロイの経営学の知識があって、ディズニーランドの実現につながったのです。
人対人のホスピタリティのあとは、人対ロボットのホスピタリティ。
「変なホテル」は「常に変化していくこと」を目的として作られたホテルです。
チェック?インから部屋のコンシェルジュまで「ロボット」が対応するホテルです。
どちらにしても、その「発想力」と、それをどのようなカタチで見せていくかの「知識」、どちらも益々求められる力だと再認識した合宿となりました。
以下は学生の感想です。
?「人対人」は柔軟な対応ができ、表情が温かい。ロボットだとデータにないことはできないが、人見知りの自分には優しい。
?ランドはお客様に合わせた対応ができるが、変なホテルのロボットはどの人にも同じ対応ができる。
?発想を目に見えるカタチにするのは難しい。気づきから発想できる力をつけたい。
柏女霊峰ゼミ?社会福祉専門研究Ⅰの施設見学など
淑徳大学総合福祉学部社会福祉学科教授 柏女 霊峰
5月23日、柏女ゼミ(「社会福祉専門研究Ⅰ」の施設見学が行われました。
この施設見学は毎年この時期に行われているもので、これからのゼミレポート並びにそれに基づく討論に役立つように実施されています。
今年は、千葉県中央児童相談所と児童養護施設房総双葉学園にお伺いし、担当者からのご説明を伺ったうえで施設内を見学させていただき、短い時間でしたが、質疑にも応じていただきました。
房総双葉学園では、ゼミ卒業生で実習指導担当児童指導員が説明をしてくださいました。
副施設長も淑徳卒業生でした。
児童養護の仕事について熱く語ってくださいました。
見学には、ゼミ学生のほか、配属実習で児童相談所、児童養護施設に行く学生、まだ施設を見たことのない大学院生も同行しました。
こうした見学を通じて、議論や研究がより現実に近づいたものになることを願っています。
写真1 千葉県中央児童相談所説明資料(表紙)(千葉県中央児童相談所業務概要より)
写真2 房総双葉学園配置図(児童養護施設房総双葉学園パンフレットより:
このほかに、6人定員の地域小規模児童養護施設が1か所あります。)
写真3 児童養護施設パンフレット(全国児童養護施設協議会発行パンフレットより)
施設見学の前には、ゼミの年間発表スケジュールとテーマを定めました。
3年生の年間発表テーマは以下のとおりです。
表1 社会福祉専門研究Ⅰ.Ⅱ年間発表?討論計画
連休明けには、4年生の企画でゼミ新歓も実施されました。
まず、柏女から挨拶と乾杯をしました。
挨拶では、柏女ゼミ3訓を紹介しました。
そのあと、柏女による恒例の3年ゼミ生名前覚えテスト(「大成功!!!! さあ呑むぞ!」)。
それから食事。
はじめは堅かったみんなも徐々に打ち解け、会が終わりに近づいた9時過ぎには、みんな和気あいあいでした。
9月にはゼミ合宿もあります。他大学のゼミと合同で実施します。
4年生は卒論の中間報告。3年生は卒論構想についてのディスカッションです。夜は懇親会。
ゼミ卒業生たちも何人か来てくれ、先輩風を吹かせてくれます。企画は4年生が行います。
今年は、どんなゼミ合宿になるでしょうか。
毎年、ゼミのカラーが少しずつ違います。若者たちの青春群像に触れながら、今年高齢者の仲間入りをする私も、もう少し頑張りたいと思っています。