社会福祉学科 佐藤ゼミ 私が問われる学び
社会福祉学科の佐藤俊一です。私たちのゼミの学びについて紹介させていただきます。
私たちのゼミにおいては、「対人援助の基礎を学ぶ」ということをテーマに、人にかかわる力を日常の生活から身につけ、社会福祉の現場に限らず人とのかかわりの実践に役立てることを目指しています。
ちょうど前期が終了したところなので、3名の学生と学びの振り返りをしました。それぞれのゼミ生が学びをことばしてくれたことを紹介し、少し私からのコメントをしてみます。
◆Yさん
私は、この話し合いで、4月から佐藤先生のゼミで学んでいて、その学びの中から少しずつ自分の考えや思いを持つようになった。しかし言葉にするのが難しい。その、考えや、思いを誰かに伝えるという過程の難しさを今、学んでいる最中である。このように、ゼミでは毎回、問うことがあるのでとても充実している。
教員からのコメント
学んだことをことばにでき、人に伝えることができると学びが確かなものになります。そのときの相手から返ってくるものを受けとめることができると、また学びが広がりますよ。
◆Tさん
今日の話し合いで、ゼミの授業や普段の生活で感じたことは、ゼミの学びを通して自分と向き合ったり、人との関わり方が少しずつ変わってきたということなのかなと感じた。
教員からのコメント
他者とのかかわり、また自分との向き合い方に変わったと感じています。そのことは、今まで気づかなかった、あたりまえにしてきたことを発見していることになります。
◆Iさん
前期のゼミを通して、人と関わる中での自分の行動や物事の捉え方が変わった。ゼミで学んでいることを言葉にすることがいまの自分にはできないと今回の話し合いで感じた。後期はそれを言葉に表現できるようにしたい。
教員からのコメント
自身の発見したことをことばにするのが、やはり難しいと感じていますね。聴いてくれる、受けとめてくれる仲間がいることで可能となります。ゼミのメンバーでお互いにできるようになりましょう。
3人が述べているように、学ぶとは知識を増やすことだけでなく、学び人が問われることになります。こうした学びへの出発をともにすることで、個々のゼミ生が一人ひとりの課題を見つけて自分になることを歩んでいくのが私たちのゼミの魅力です。