川瀬ゼミは「女性の健康な発達と月経」を勉強します
川瀬ゼミでは、川瀬の研究テーマである「女性の発達と月経」について「月経らくらく講座」をテキストに半年間勉強します。
女性の特性としての月経は生殖機能に関わる男性にはない生理現象です。心理学の立場からの月経の研究は、人間発達のそれぞれの発達段階に対応しての問題が生じます。
思春期は第二次性徴の発現に関わる問題、青年期には機能が成熟する過程で生ずる随伴症状の発現などの問題、成熟期は出産をふまえての月経の見直しと成熟したことで発症する新たな月経前症候群(PMS)の問題、45歳を過ぎると更年期という生殖器官の衰退による心身症状の発症、月経をとおして人間として、女性としてのアイデンティティの再構築を繰り返していくので、月経をキー概念として女性の人生問題を考えることができます。
まず、すべての女性にお奨めすることは、先ず、自分の月経周期を理解するための記録をつけることです。日誌をつけるように月経周期と随伴症状、そして基礎体温を記録することができる「PMSメモリー」が販売されています。
写真1:PMSメモリーです
写真2:PMSメモリーの記録例です
写真3.ゼミの風景です、真剣に勉強しています
写真4: ゼミには男性もいます、男性にとっても女性にとっても初めて月経研究にふれる機会であることがほとんどです
写真5:ゼミで学んだ成果は、大学祭で「月経特報」としてポスター発表されます
写真6:ポスター発表では、学んで有意義であった内容をまとめます
写真7:月経について知っておいて欲しいことも月経特報として伝えます
(マンスリービクス)
写真8:平成24年度は日光でゼミ合宿をしました
写真9:歓迎の看板、観光旅行の気分です
写真10:合宿では勉強もしましたよ、宴会ホールでしたが
写真11:食事は宴会場で、勉強の後は食欲が旺盛です
写真12:食事は温泉旅館のおきまりセットですが、皆、超満足でした
写真13:日光まできたので東照宮を観光しました
写真14:見ざる、言わざる、聞かざる、の彫刻も見てきました
写真15:名前いりのワインボトル
川瀬ゼミは、少数精鋭主義で、家族的な雰囲気で勉強しています。平成24年12月に学生のサプライズのプレゼントは名前入りのボトルに入った大好きなワインでした。学生達の心遣いを分かち合うために、3月15日の卒業式にこのワインで乾杯をしました。
写真16:立山のご来光
大学を卒業するのは、人生への旅立ちです。それは輝かしい日の出のような未来へ輝いています。学生の未来を祝して、立山のご来光の写真です。
写真17:ダニエル?スターンと
最後に、2012年11月にダニエル?スターンが逝去されました。世界の子どものことを考えて多くの示唆に富む提言を与えてくれました。2008年にパシフィコ橫浜で開催された世界乳幼児精神保健学会で実物にお目にかかって大感激でした。写真をご一緒に、とお願いしたところ気軽に「OK」と淑徳出身の参加者と一緒に写真に収まってくださいました。優しく肩を抱かれたA.W.さんはその手の温かさに感激していました。子どもをとりまく現状を考えると、もっと長生きして世界に発信していただきたかったなと、残念です!こころよりご冥福をお祈り致します。