第1回「千葉市内の大学生向け消費生活研修会」の実施
10月20日(土)、第1回の大学生向け消費生活研修会(平成30年度千葉県消費者団体ネットワーク強化?活性化事業)を千葉市消費生活センターにて開催しました。当日は千葉市内の大学?短大の学生を対象にして、「若者を対象とした消費者被害の解決手段」と題し、中島順隆弁護士(千葉県弁護士会)にご講演いただきました。消費者法の基礎、特に消費者契約法、特定商取引法、割賦販売法等の概要を踏まえ、実際の紛争事例を用いながら学びました。各大学の参加学生は、消費者被害をめぐって、未然予防(消費者教育)と事後的救済(紛争解決?救済手続)の重要性を認識したようです。なお、次回(11月17日(土))は、「消費者団体からみた若者の消費者被害の実態」をテーマに研修会を開催します。
裁判の傍聴
10月26日(金)、ケーススタディの学びの一環として千葉地方裁判所を訪問しました。裁判所事務官より裁判員裁判で使用される法廷にて刑事事件手続に関する説明を受けた後、実際の事件を傍聴しました(強盗、窃盗等事件)。また、国家公務員試験(裁判所事務官)についても説明をいただきました。初めて裁判傍聴をする学生も多く、実際の事案を通して「司法の重み」に触れて良い勉強になったようです。今後も学内での法学の学びを踏まえて、リアルな実務に触れる機会を提供したいと思います。今後は同所の協力を得て、裁判の手続を体験する模擬裁判を予定しています。
千葉家庭裁判所への訪問
10月29日(月)、法律学概論の履修者(1年生)、公務員試験対策講座受講生(2年生~3年生)、ワークショップ受講生(4年生)約15名程度で千葉家庭裁判所を訪問しました。当日は、家事事件と少年事件を取り扱う家庭裁判所の仕事(裁判官?裁判所書記官?家庭裁判所調査官の役割)についての説明を受けた後、審判廷や調停室等の見学をし、質疑応答が行われました。その後、裁判所事務官の採用に関する説明や、同所(刑事部)で執務されている小川健人さん(コミュニティ政策学部卒業生)からも熱いエールをいただきました。裁判所における的確な司法サービスの実現に向けた取り組みに触れるとともに、公務員試験勉強へのモチベーション維持にもつながったようです。(文責:日野)