第四回目の課外研修は、6月6日(木)に千葉中央郵便局にて実施されました。
千葉中央郵便局は、千葉市中枢の郵便局です。
郵便局は、今から142年前の1871年(明治4年)に、東京大阪間で官営の郵便事業が開始されました。
郵便局は、地域密着型のサービスとして「必要とされる存在」であり、また安全?安心?信頼を地域住民の方々に提供しています。
現在の郵便局は、①郵便事業、②金融事業、③保険事業を三大事業としていますが、不動産事業や、物販事業など、様々な事業を展開しています。
今回は、区分から集配までの過程を見学させていただきました。
① 区分
ゆうパックが処理されています。ここは、ヘルメットを装備しなければ、立ち入ることができず、安全対策が講じられています。
郵便物のうち、封書や葉書は「区分機」という機械で区分され、1時間に約3万通が処理されます。また、人の目には見えないインクでバーコードがつけられます。
消印は、日付と時間が押印されますが、時間は4つの時間帯に区分されるそうです。A4サイズなどのやや大きめの郵便物もまた、大型区分機で区分され、1時間に約8千通が処理されます。
機械で区分された後は、実際に住所ごとに手作業で振り分けられます。
区分場所は、1集?2集?3集の1班、2班、3班というように、細分化されています。
現金書留などの付加サービスのついている取扱い要注意の郵便物は、ガラス張りの場所で厳重に処理されるそうです。この場所は、一般局員でも、立ち入ることが禁止されているそうです。
チルドゆうパックはコンテナなどで、温度は0度で凍らないように、調節されています。
② 集配
郵便物は、正確にお客様にお届けすることを第一に、バイクまたは車で運ばれます。その日に集荷した郵便物が、翌日お届け先に届くためには、業務を円滑に行う必要があります。その業務の円滑化には、チームワークが重要であるそうです。
地域の郵便局を統括するハブの中央郵便局を見学し、一日に処理される郵便物の膨大な量に圧倒されました。
日常生活では、郵便物が自宅に届くことが当たり前のようになっていますが、その背景には、様々なご苦労があることが今回の研修で分かりました。
研修後の学生の意見として、身近な郵便局のイメージが変わった、また、郵便局員の仕事に関心が高まったなどがありました。
(※信書を取り扱っているため、今回は写真がありません)