こんにちは。 総合キャリア支援室 権田です
1月20日(金)、 「福祉向け就職ガイダンス」を行いました
社会福祉コースの3年生を中心に、合計25名の学生が参加。
講師は、埼玉県社会福祉協議会 福祉人材センター の児玉先生です。
福祉関係の採用情報や応募に関するアドバイスなど、盛りだくさんの90分でした
福祉の仕事と一口に言っても、
高齢者対象、障がい者対象、児童対象 ???
相談員?指導員、介護専門職、ホームヘルパー、保育士、介護職、看護職 ???
など、多岐にわたります。
求人が最も多いのは、どんな仕事だと思いますか?
圧倒的に多いのは、 「高齢者」対象の「介護職」です。
改めてグラフで見て、納得
(76%が高齢者施設の求人)
児童関係(児童養護施設など)は、新卒の募集が少ない上、求められる資質も高いなど、なかなか狭き門のようです。
それでも、福祉業界全体では、新卒対象の求人は増えている状況とのこと。 経験のない中高年の方が応募されるケースも多いようですが、雇用する側としては「若い力」を求めているようです。 そのため、最近では資格取得の支援や、評価制度など、若い人を育てるための人材育成に力を入れている施設?団体も多いのだそうです。
求人票の見方も、実例を元に教えていただきました。
児玉先生からは、 「自宅から近い職場の方が、お互いに良い」とのアドバイス。 勤務時間がシフト制だったりして、朝が早い、夜が遅いなどの状況も考えられます。 福祉施設は、駅近ではなく少し離れたところにあることも多いため、 意外に通勤時間がかかったりすることも。
近いほうが自分もゆとりをもてますし、 「何かあったらすぐ来ます!」と言ってもらえるのは、雇う側からしても、嬉しいコメント。 また雇う側にとっては、現実的な話ですが、「近い人は交通費が安くすむ!」などのメリットも。
なお、福祉の求人検索については、「福祉のお仕事」 サイトでできます
希望者は、福祉人材センター への求職登録を行いました。
また児玉先生からはこんな言葉も。
「福祉の就職活動(採用活動)は時期が遅いといわれますが、
応募することや、面接に行くことだけが就活ではありません。 準備も含めて就活ですから。」
準備とは、 この業界にどんな仕事があるのか? どんな施設があり、どんな人が求められているのか?
今後の展望は?? そんな情報を自分で確認することが第一段階。
つまり業界研究ですね!
次に、 実際に自分の目で確かめてみること、
例えば施設見学に行ったり、ボランティアをしてみたり、 働いている人から直接、仕事の内容や苦労話、将来の展望を聞いてみたりなど???
そうやって、具体的に「自分はどんな施設で、どんな仕事をしてみたいか?」を組み立てていく作業。 今からでもすぐに始めましょう
何からして良いか分からない人は、イベントに参加するのも手です
福祉人材センター (イベント情報あり) http://www.fukushi-saitama.or.jp/saitama04/index.html
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参加した学生の感想の一部をご紹介します。
★福祉分野は就活は遅いという思いがあったが、始まりが遅い分、この春休みにたくさんの準備ができるのだとわかりました。春休みに、様々な場所を見たり、情報を集めて、備えていこうと思います。
★今特に興味がある分野は障がいなのですが、まずはいろいろな分野のボランティアや施設を見学してみようと思います。春休みにホームヘルパーの資格を取ろうと思っていて、今、どこで取るか検討中なので、早く決めて取り組みたいと思います。がんばります!
★求人の分野で多いのは高齢者なのだということも分かりました。もう少し均等に求人があると思っていたので、少し驚きました。
★求人票など、結構あいまいな見方をしていたと思います。もっと細かく見なければ今後の私に影響してしまうのもよく分かりました。今日の授業を参考にしていきたいです。
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春休みを活用して、一歩も二歩も踏み出しましょう