こんにちは。
総合キャリア支援室 松岡です
今回から2回に分けて、
企業の採用選考がどのように行われているか
を、お伝えしようと思います。
これは私が知っているある企業の新卒採用のお話です。 すべての企業に当てはまるわけではないことをご了承ください。
「採用選考の裏側①」
■選考の実態
ある企業での出来事。
人気ランキングに掲載された効果かどうかわかりませんが、 翌年も同じようにナビサイトに採用情報を出したところ、 なんとプレエントリーは1万人超!
さて、困りました!
そんな大人数が入れる説明会会場を確保できません
<1>説明会開催
しかたなく、300人ぐらいの会場を数日押さえてエントリーした学生へ告知! と、同時にすべて満席!
説明会出席をエントリーの条件としていたため、 学生の反応も早かったのです。
なんという事態でしょう。。。
人事担当者は混乱です
それでもなんとか10回ほど説明会を実施し、 出席者(応募資格者)が3000人に絞られました
<2>WEBでのエントリーシート提出
インターネット上からエントリーシートの提出を求めたところ、 ここで約1000人に。
面倒なエントリーシートを書くくらい、志望度が高い学生が 期日までに提出してくれたということです。
ここで、実はエントリーシート選考はしていません。 1000人の学生のエントリーシートをチェックするのは、 通常業務を持つ社員には無理なことだからです。
提出してくれた学生全員には、テストセンターでの適性検査受験を 案内しました。
<3>テストセンターでの適性検査
次の選考はテストセンターでの受験です。 ここである一定の採用基準を企業は設けていました。
基準を満たした学生は200人弱。
1万人のエントリーから200人に絞られました。
この企業はIT系の業界では知名度はありますが、一般の方は ほとんど知らない企業です。 それでも面接が可能な状態まで絞るのに、採用担当は大変な労力を使っています。
知名度の高い大企業であれば、もっと競争は激化しているのが現状だということが おわかりいただけるのではないでしょうか?
次回は面接についてです。