4月から淑徳大学こども教育学科に赴任してきました齋藤京子です。
【公衆衛生学会に指導学生が発表しました】
3月までは、約6年間、横浜の大学で医学部の教員をし、
その前は東京都の研究機関や厚生労働省管轄の研究機関で社会医学(公衆衛生、疫学)の研究をしておりました。
子どもから高齢者の食生活習慣(睡眠、飲酒、ビタミンなどの栄養)を調査し、
病気の原因や健康になるための方法をデータから分析していました。
また地域の人や企業、行政の人と一緒に、健康講座の開催や健康教育の教材を作成していました。
健康になるためには、子どものころからの教育が本当に重要だと感じています。
生活習慣病や感染症にかかってから後悔する人が世の中にたくさんいます。
病気は、自ら気を付けることで防ぐこともできます。
しかしながら、大人になってから今までの食生活習慣や生活態度を変えることは難しいことを目の当たりにしてきました。
子どもの時からの食教育や生活習慣改善の教育および衛生教育を行うことで、
知識が増えると同時に健康に向けた行動ができるようになると研究を通して思いました。
また現在、様々な健康?保健?医学情報があふれていますが、科学的根拠のない情報も多く、
その情報に惑わされる人がとても多いです。
教育の専門職を目指す皆さんは、『科学的根拠』に基づく正しい情報を見極める目を養って欲しいと思っております。
わたくし自身、実は教職の免許は持っていますが、教員にはならず、大学卒業後も勉強?研究を続け、研究者になる道を選びました。
その過程で、常に健康の視点から教育を見つめてまいりました。
みなさんのキャリアデザインを考える上でも、種々の経験をすることは、
一見無駄に感じることも長期的な視点では無駄にならないことがあると考えます。
大学生活で、皆さんがいろいろ経験を積み、知識を身に着けるサポートをしていきたいと考えております。
【健康づくり出前講座開催】