2018年から、本学部の藤田先生が、ベトナム大学の先生方とパネルシアターについて共同研究をしています。
ハノイで一緒に活動しているザン先生とリン先生が来日され、本学部へもお越しになりました。
なお、パネルシアターは2018年、藤田先生がベトナムの教育界に紹介しました。
本学部訪問中、ザン先生がベトナムのパネルシアターを紹介してくださり、今回はその様子をご紹介します。
6月27日(木)の保育内容(言葉)の授業で、ベトナムから来日されているGiang(ザン)園長先生が
パネルシアターを上演してくださいました。
ベトナムのお話「お母さんを探そう」と日本の手遊び「キャベツの中から」の2作品です。
ザン先生は、日本語で学生たちに優しく語りかけながら演じてくださいました。
「お母さんを探そう」は、おたまじゃくしが池の中でお母さんを探して、
アヒル、さかな、カメに「あなたはお母さんですか?」と聞き、「目が大きいよ」「口が大きいよ」「足が四本あるよ」
「鳴き声はクワクワだよ」などと探すヒントをもらいながら泳ぎ、探し回るというお話です。
無事にお母さんと会えたあとに、「どうしてこんなに姿が違うの?」というおたまじゃくしの質問に、
かえるのお母さんは、「たまご~おたまじゃくし~かえる」になるまでを矢印を使って説明します。
お話を楽しみながら、生物の学びもできるお話構成でした。
最後には、ベトナムのみんなが歌っている「かえるの歌」をベトナム語で披露してくださいました。
日本で子育てをしたことのあるザン先生は、
日本の手遊びもご存じで「キャベツの中から」を披露してくださいました。
色彩が鮮やかでベトナム感覚のちょうちょ達でした。
学生たちは、ベトナムの文化に触れたり、ベトナム語の響きに聞き入ったりして、とても貴重な交流の時間でした。
ザン先生のパネルシアターの後に学生たちもパネルシアターの模擬授業の発表をして、
ザン先生に観ていただきました。以下は、学生たちの感想です。
?ベトナムから来てくださった園長先生はパネルシアターを私たちにわかりやすいように
日本語で話を進めてくださり、とても面白かった。またベトナム語の挨拶も学ぶことができた。
?ベトナムの「お母さんを探して」のお話は、小学校でもできそうだと思った。
?ベトナムのお話の内容がとても温かくて心が揺れた。
「キャベツの中から」は学生とベトナムの先生とどちらも行っていたが、
それぞれ個性が出るのだなと改めて思った。
?「お母さんを探して」はカエルの成長の変化を知ることができるし、今の季節にぴったりだと思った。
?日本のものでも国を超えてやっているパネルシアターはすごいと思いました。
?ベトナムのパネルシアターは普段私たちがやっているものよりも教育的な要素が強いのかなと感じた。
?いつか私も海外でパネルシアターをしてみたいです。ベトナムのカエルの歌がかわいかった!!