2月26日から5日間、
経営学部の学生70名が
短期海外研修でシンガポールを訪問しました。
この短期海外研修は、
海外でのマナーや対人能力といった社会常識を身につけたり、
他国の企業?組織と交流することで、国を超えて求められる経営人材に必要な知識?スキルなどを認識することなどを目的として、
例年2年生の春休みに実施しているものです。
シンガポールは、
アジアにおけるビジネスとロジスティックスの中継地であることや、
今日のグローバル経済の一翼を担っているという点、
またアジアを代表とする観光先進国であり、多くの外国人来訪者を集めいている点においても、
経営学科?観光経営学科の学生にとって貴重な学びを得られる場所として、研修地に選ばれています。
今回の訪問先をダイジェストでご紹介します。
JETRO(日本貿易機構)シンガポール事務所では、
成長を続けるシンガポールという国を詳細にレクチャーしていただき、
学生も大きな刺激を受け、より深くこの国の構造を理解できました。
JTBシンガポール支店では
旅行会社の構造や海外における旅行会社の役割、また学生たちにとって間近にせまった就職活動の話、
海外で働くということなど、学生は目を輝かせて聞いていました。
キッコーマンシンガポール工場の見学では、
アジアにおけるビジネス展開、海外で仕事をする醍醐味、
醤油を通じて日本文化をつたえるという大きな使命等について学びました。
ヤクルトという商品開発の由来や、1960年代からの海外進出の経緯、
国による商品の大きさの違いといった国際マーケティングについて学びました。
春夏秋冬という日本食レストランでは、
オーナー、マーケティング?ディレクター、現地の従業員の方から
シンガポールにおけるレストランビジネス、海外で働くことの意義などについてレクチャーをいただき、
学生たちは大きな刺激を受けました。
隣国のマレーシア?ジョホールバルを来訪し、イスカンダル計画?州議会等の視察を行いました。
イスカンダル計画という壮大な計画に学生は、大きな感動とアジアの躍動を体感してきました。
<イスカンダル計画の視察の様子>
多くの学習のほかにも
有名なナイトサファリ体験(オプション)や
マーライオン?パーク見学、
自由研修としてショッピングや市内観光なども楽しみました。
<マーライオン?パークにて>
また、観光先進国シンガポールを代表する一流ホテルマリーナベイサンズでは
商業施設、カジノ、植物園等を視察し、
学生たちが楽しみにしていた全長150メートルの世界最大の屋上プールへ!
<マリーナベイサンズ 屋上プールの前で>
一流のホテルを体感することで、ホスピタリティを学びました。
学習時間はもちろん、
自由研修を行うことで、
海外という場所でどのように行動すべきか、海外で生活するということはどういうことなのかを考える良い機会になったのではと思います。
この短期海外研修は、
「事前学習」→「現地研修」→「事後学習」
という形で構成されています。
事前学習で、シンガポールに関する多くのビジネス?観光の知識を習得しました。
その上で、現地研修に赴き、アジアの最前線で働いている講師の方々のレクチャーを聞くことで、
単なる知識で終わらせることなく、これからの学修のモチベーションに結び付けていきます。
事後学習では、より今回の貴重な体験や知識の習得を確実なものにしていくために、リポートにまとめる作業を行っています。
こうして、体験を知識で確認し、知識を体験で確認することにより、知識を活用?応用する力を育てています。