千葉キャンパスの卒業生が代表理事を務める「ソーシャルサポートアソシエーション?ルーツ」と協働で開催している『医療的ケア児のご家族?きょうだい児支援:みんなで楽しもう!夏祭り!!』も今年で2年目となりました。
医療的ケア児やごきょうだいの子育てや家事などで、なかなか、家族揃って外出することができないという声をご家族から多く聞きます。
そこで、医療的ケア児のみならず、ごきょうだいやそのご家族がみんなで楽しめるイベントとして今年も「夏祭り」を開催しました。
このようなイベントがあることで、医療的ケア児にとって外出の機会となるだけでなく、ごきょうだいや家族にとっても同じ仲間同士のふれあいや、楽しい想い出づくりともなります。
昨年度よりもパワーアップすることを目指して、6月から本格的な準備を始めました。
子どもたちから大変人気が高い“射的”ですが、そこでの景品は大学の教職員が寄贈してくれています。小さな景品から、わざわざおもちゃ屋さんで購入してきてくれたものなど、様々です。
また、法被は夏祭りを盛り立ててくれる大切なアイテムですが、これも大学からの応援を受けて準備をすることができています。
机に乗り切れないくらいのたくさんの景品の数々もいただきました。
「ありがとうの気持ちとともに、ハイ、チーズ」
また、今年は学生ボランティアの輪も広がり、24名もの学生がボランティアとして夏祭りに協力してくれました。
「会場設営が終わって、みんな揃ってハイ、チーズ!!これから夏祭り、頑張るぞ!!」
看板など諸々の準備部隊!!
流しそうめんの準備は、栄養学科の学生さんが中心に頑張ってくれました。
栄養学科の学生さんがいてくれると、調理場も頼もしくにぎわうことができます。
そして、今年も千葉県千葉リハビリテーションセンターの摂食嚥下障害認定看護師さんが、食べたり飲んだりが苦手なお子さんもみんなで食べられるようにとプロの技を加えた「たこ焼き」を紹介してくれました。市販の柔らかいたこ焼きを、出汁ととろみ剤を使ってペースト状にして作った「たこ焼き」です。見た目のかわいくて、とっても食べやすくおいしいと評判でした。
看護の学生のみならず、栄養学科の学生さんにとっても素晴らしい学びにつながりました。
14:30を過ぎたころから、少しずつ医療的ケア児とそのご家族が集まってきました。
「さぁ!みんなで夏祭りを楽しみましょう」の開会式です。
「暑いので水分を摂りましょう。事故を予防して楽しく過ごしましょう」など、楽しく夏祭りを過ごすためのお話がありました。
そして、いよいよ夏祭り本番。
今年も“流しそうめん”に“射的”、“ヨーヨー釣り”に“かき氷屋さん”、“カラフル綿あめ屋さん”に“駄菓子屋さん”と教員と学生で作るたくさんの出店が軒を連ねました。
会場は、今年も素敵な笑顔に包まれました。
【流しそうめん:「さぁ。流れるよ!!ちゃんと取ってね」】
そうめんだけでなく、ミカンやサクランボなどのフルーツ、ラーメンも流れました。
そうめんを前に「ハイ。チーズ」
【ヨーヨー釣り:「みんな釣れたかな?」】
【射的:「水鉄砲で全部倒して景品を狙います!!」】
【風船:「何ができあがるかな?」】
素敵な腕輪など、風船にたくさんの夢を詰めて子どもたちにプレゼントしてくれました。
【かき氷:「なんのシロップにしようかな?スイカシロップもあるんだよ?」】
【食べやすいたこ焼きコーナー:「どうやって作ったの?」】
お母さんたちと摂食嚥下障害認定NSとのためになる楽しい交流です。
【カラフル綿あめ:「何色の綿あめを作ろうか?」】
色とりどりの綿あめに子どもたちも大喜びです。
【駄菓子屋:「何にしようかな?」】
今年はボックスくじも作りました。大盛況でした。
【たこ焼き屋さん:「みんなのたこ焼きも作ったよ」】
医療的ケアのお子さんと一緒にみんなでたこ焼きが食べられるように、みんなのたこ焼きも学生が一生懸命焼きました。おいしいと大人気でした!!
今年もたくさんの皆様のあたたかいお心遣いをいただき、素敵な夏の想い出の1ページを作ることができました。学生さんたちにとっても、たくさんのご家族との触れ合いや専門職の皆様との関わりでたくさんの学びができた事と思います。
夏祭りに参加してくださった医療的ケア児とそのご家族の皆様、そして、この夏祭りにご協力いただきましたすべての皆様に心より御礼申し上げます。
【夏祭りに参加してくださった皆様】
「みんな楽しかったね。また来年も乞うご期待!!」
次回は、日ごろ家事に育児に??と毎日頑張っているお母様への企画となる予定です。
お楽しみに???