12月1日(土)
「ソーシャルサポートアソシエーション?ルーツ」さんと協働で開催している『医療的ケア児のご家族?きょうだい児支援 wellzap』も第4回目となりました。
今回は、毎日、医ケア児のお世話や育児、家事などに頑張っているご両親、そして、きょうだい児を含めて、ご家族全員のリフレッシュを目的に「ご家族で心と身体を伸ばそう」を企画しました。
保護者の皆様には、ピラティスで心と体を伸ばしていただきました。
その間、きょうだい児の皆さんは、学生のお兄さん?お姉さんたちとクリスマス?リースを作成したり、学内を探検したりして、楽しく遊びました。
ピラティスの講師は、「ピラティススタジオハーモニー」代表の小幡 京子さんと遠藤聡さんです。お二人は、FTP ピラティス国際マットインストラクターやFTP ピラティス国際パーソナルトレーナーなどの数々の資格を持っていらっしゃるピラティスの講師です。
私たちの企画を話すと、快く講師をお引き受けいただきました。
体の隅々を、講師の先生方の声掛けに合わせて伸ばしていきました。体験するうちに、
体の芯までポカポカ温まり、「心地よい疲れと気持ちよさ」を体感することができたようです。
そして、その間、医療的ケア児の皆さんには、「スヌーズレン」を楽しんでいただきました。
スヌーズレン (Snoezelen) とは、1970年代にオランダで重度の知的障害者のための余暇活動として始まりました。スヌーズレンは、「触覚」、「嗅覚」、「視覚」、「聴覚」、「味覚」の五感を用いて感じ取れる刺激???例えば「優しい光」や「音」、「香り」や「揺れ」などの様々な刺激の中から、自分の好きな刺激を取り入れ、リラックスをしてもらうことを目的としたものです。
今回は、千葉キャンパスの川眞田喜代子先生から本格的なスヌーズレンの道具をお借りしました。
薄暗い空間の中で繰り広げられる幻想的な明かりや音、香りに、みんなでうっとり???
医療的ケア児のお子さんたちも、抱っこされたり、特別なマットの上でゴロリと横になったり、それぞれ自分たちの好きな刺激を感じ取りながら、リラックスすることができました。
全身の力が抜けて、痰も出しやすくなるなどの様々な効果が見られました。
参加者からは、「リフレッシュができました。次回もピラティスを希望します」という声や「また大学に遊びに来たい」「本当にその名のとおり、身も心も伸びたわ~」という声などが聞かれました。いらしていただいた時の笑顔とは、また違った素敵な笑顔が見られました。
今回も様々な皆様のご協力をいただき、このような素敵な会が開催できました。
学生もきょうだい児と触れ合ったり、本格的なスヌーズレンを体験したり、通常ではなかなか経験することができない貴重な経験をたくさん積むことができました。
次回は、来年の3月を予定しています。
またの企画をお楽しみに??☆