1月22日(火曜)に、2018年度の卒業研究発表会がありました。
各ゼミの代表者が、卒業論文について発表しました。
発表題目は、以下の通りです。
梅﨑 渉 「川中島の合戦―在地の視点から―」(遠藤ゼミ)
及川 叶惠 「カッパイメージ変遷の歴史的背景」(森田ゼミ)
奥泉 萌子 「陽成院説話の変容」(鈴木ゼミ)
鶴岡 晃典 「中世房総における陶磁器の流通」(三宅ゼミ)
寺﨑 渉悟 「片桐且元の二重の従属性について―方広寺鐘銘事件の分析を中心に―」(田中ゼミ)
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この発表会で、1番目に発表した中世ゼミ代表の梅﨑渉です。
私は、高校時代に、卒業論文のタイトルでもある「川中島の戦い」について研究をしたいと考え、大学に進学しました。
大学4年間、多くの史料や書籍、研究論文に目を通し、内容を温め、ようやく卒業論文を書くことができました。
発表会の講評は、歴史学科学科長である三宅俊彦先生が行なってくださいました。
その中で「卒業論文は、自分が決めた研究テーマに対するラブレター」とおっしゃっていました。
これを聞いて、僕もその通りだと感じました。
好きなことについて「詳しくなりたい」「もっと好きになりたい」。
こういった気持ちが、卒業論文を書く上では、とても必要なことでした。
E?H?カーは『歴史とは何か』のなかで「歴史とは、現在と過去の尽きることの知らない対話である」と述べています。
過去と対話を行ない、その思い(明らかにしたこと)を、ラブレター(卒業論文)に書く。
この「歴史」に対する告白を行なえたことは、素晴らしいことであったと思います。
最後に、このような発表会を開催してくださった歴史学科の先生方、足を運んでくれた多くの学生のみなさん、ありがとうございました。