こんにちは。表現学科4年の直井です。
今日は、私が所属するゼミの授業「表現文化調査研究Ⅱ」(担当:杉原麻美先生)に特別ゲストをお迎えしたときの模様をレポートします。(ゼミの紹介はこちら)
<この日の特別ゲストは???>
株式会社 KADOKAWA https://www.kadokawa.co.jp/
エンタテインメントノベル局
<局長> 三坂泰二さま
<局次長> 伊藤正人さま
<MF文庫J/ノベルゼロ 統括編集長> 神長敬祐さま
前学期の早々にKADOKAWAの方に来ていただけると聞いて、内心ワクワクしていました。顔にこそ出していませんでしたが、いろいろとお話を伺えることが楽しみでなりませんでした。
エンタテインメントノベル局は、ライトノベルや新文芸(ネット投稿された小説を書籍?電子書籍化して出版する小説群のことを2015年からこう名付けたそうです)を担当されている部署です。個人的にも好きなライトノベルレーベルだったので、お聞きしたいことは山ほどありましたが、講義中は自重していました。
講義の冒頭は、局長の三坂さんのお話です。企業パンフレットをもとに、KADOKAWAの歴史について説明していただきました。1945年の角川書店創業期の話に始まり、角川映画の時代、雑誌の時代、ネットの時代、総合メディア企業へ転換する時代を経て、2020年に向けて進めている最新鋭の製造?物流施設の話まで、事業領域が時代に応じて変化していることがよくわかりました。
パンフレット「KADOKAWA CORPORATE GUIDE 2017」より
そして、いよいよグループ?ディスカッションへ。
3グループに分かれて、ゲストの方にも
各グループに一人ずつ入っていただきました。
まず行ったのが、事前学習で作成してきた《自分エンタメ史》の共有です。ライトノベル?コミックス?アニメ?大人向けエンタメノベル?ゲームなど、自分の好きだった、あるいはハマったエンタメコンテンツを各自年表にして持参。出会ったキッカケ、好きになった理由を共有しました。どのグループも自分たちの好きなものを熱く語り、知っている作品なら共感が生まれ、さらに語りが白熱していきました。
続いて、本日の本題「エンタメの接点と拡大」についてディスカッションをしました。共有した内容を踏まえて、自分たちが触れているエンタメコンテンツが広まった背景、メディア環境の変化などについて論点をまとめ、各グループが話し合った内容を発表しました。
グループ発表の後には、全体を総括して編集長の神長さんにお話をしていただきました。
「今の時代はユーザーと作り手のキャッチボールによって、良い作品が生まれる」
「作り手から“受け取る”のも、“広げる”のも、消費者」
「作り手と消費者は、表裏一体で二人三脚の関係」など
実際に作り手の立場にいるからこそのお話を伺えて、たいへん勉強になりました。
学生からの質問にも答えていただいて、講義は終了。
私もいくつか質問させていただき、最後までとても充実した講義となりました。
お忙しいなか来校してくださいました
KADOKAWAの皆様、この度は誠にありがとうございました。
(表現学科4年 直井勇輝)