こんにちは。
人文学部表現学科3年 杉原ゼミの田中です。
今回は私が約半年に渡って進めてきたゼミ内のプロジェクト、「赤ちゃん絵本プロジェクト」の活動について報告します!
右上がエンブックス代表西川さん
~絵本販売の企画に挑戦!~
このプロジェクトは出版社である株式会社エンブックスとの共同プロジェクトで、10月~11月に出る新刊絵本2冊のプロモーションを企画、実行するものです。また、大学祭に合わせ杉原ゼミのブースでも販売することになりました。
絵本業界では売り上げの比率が新刊と既刊で1:9というのが現状。「ぐりとぐら」など親の世代から読み継がれてきた絵本が市場を占める中、どうすれば新刊を多くの人の手に取ってもらえるかが重要になります。
新刊絵本のコンセプトと絵本業界の解説をしてくださる西川さん
エンブックスさんから提示された課題は以下の2つです。
①エンブックスのホームページに掲載する記事の企画?執筆(新刊絵本に関連する内容)
②大学祭における親子向けのプロモーションを企画
さっそく先生も含めたプロジェクトメンバーでの話し合いが始まりました。
エンブックスさんは「学生らしい自由なアイデア」を求めており、さらに私は淑徳生だからできることをやりたいと考えていました。
淑徳大学東京キャンパスの学生や先生に協力をお願いして、それぞれの得意分野に合った企画を考えました。
企画① 幼児教育が専門の先生にインタビューをして、記事を制作
企画② 表現学科の朗読が得意な学生に協力してもらい、読み聞かせイベントを開催
~こども学科の先生にインタビュー~
インタビューをお願いしたのは短期大学部こども学科准教授の小薗江幸子先生です。赤ちゃんたちが絵本に求めていることや、ご自身が幼稚園教諭をしていた頃の体験など、貴重なお話をたくさんしてくださいました。
~読み聞かせイベントの告知~
大学祭で親子連れに来てもらうため、イベント告知のポスターを作成しました。
ポスター配布の際は短期大学部のボランティアセンターにご協力いただきました。
職員の皆さんが近隣保育園や児童館、図書館含めて約20箇所の施設に発送してくださいました。
~絵本の読み聞かせイベント~
当日のスケジュールやイベントの進行方法を決定し、演技や放送系を学ぶ学生にも協力をお願いしたところ、3人の学生が名乗り出てくれました。
読み聞かせ会当日の様子
~大学祭を終えての感想~
大学祭当日は大いに盛り上がりました!絵本の読み聞かせ会ではのべ30組ものご家族に来ていただき、お昼の時間帯には立ち見の方がいらっしゃるほどでした。
プロジェクトメンバーとして準備を進めていく中で、本当に多くの方にお世話になりました。
誰かの力を借りるためには、交渉が必要です。
「読み聞かせを手伝ってくれる人を募集します!」と呼びかけるだけでは簡単に承諾してもらえません。
内容や目的をきちんと明確にし、スケジュールの詳細を相手に伝えなくてはならないのです。そんな当たり前のことが私にとっては初めての経験でした。
「大勢でひとつのものを作る」のはとても険しい道のりでしたが、その過程で自分の至らなさを発見したり、新しいことに挑戦する刺激を感じたり、何より人の優しさに多く触れました。
大学祭前日の打合せ。プロジェクトメンバー以外のゼミ生全員も一丸となって協力してくれました
来年度は4年生になり、卒業制作が活動の中心になると思います。これからも積極的に行動して参ります!
(表現学科 3年 田中夏未)