2班に分かれて、こどもたちは「放送アナウンサー」と「広告コピーライター」に挑戦。
アナウンサー体験では、先生を務めた2年生が「早口言葉」と「ニュース原稿の読み」のお手本を示して練習した後、それぞれが録音に挑みました。
広告コピーライター体験では、広告におけるキャッチコピーの講義を受けたあと、淑徳大のキャラクター「しゅくとくま」をあしらったケーキにつける「キャッチコピー」を考えました。
参加した小学生、また先生役の表現学科2年生から以下のような感想が寄せられました。
<授業を体験した小学生>
●キャッチコピーは一言だけど、一言でもそのもののみ力や印象が伝わるものだと分かりました。
私は放送委員で放送はしていますが、本格的な録音にドキドキしました。
発声?発音練習も役立っていきたいです(小学6年、女子)
●原こうをよむのはかんでしまったけど、とてもとても楽しかったです。
キャッチコピーを考えるのもとてもたのしかったです。
先生のキャラがとてもおもしろかったです。(小学6年、女子)
<先生を務めた表現学科2年生>
●放送の模擬授業では発声、主に腹式呼吸の仕方や正しい口の開け方による発音練習を行いました。
その後、早口言葉を全員が一人ずつ皆の前で発表し、最後にニュース原稿を一人ずつ録音して聞いていきました。
今回自分が教える立場になることで、その練習が何の役に立つのか、どこがポイントになるのか等、改めて再確認することができました。
早口言葉はただ早く言えればいいだけではありません。早口言葉のもとは発音練習です。
正しい発音で、明瞭な声で、相手に伝えることを意識して、そして早く言えてこその早口言葉です。
先生役をすることで私たち自身も新たな気づきや発見ができました。
録音した自分の声を聞くと、自分が思っていた声と違うという感想をほとんどの子供たちが述べてくれました。
録音は緊張したけれど楽しかったと言ってくれる子もおり、私たち学生も嬉しくなりました。
今回の模擬授業では子供たちが楽しんでくれたことが何より嬉しかったです。
短い時間ではありましたが、少しでも声を出す楽しさ、声の不思議を感じてくれたら幸いです(島村)
●私は講師役として参加し、『キャッチコピー』の授業を担当しました。
この講義を通して、子どもたちの純粋さ、素直さに驚きました。
見たまま、聞いたままを飲み込み、考える。
感じたままを言葉に変えていく。私の成長過程で落としてきてしまったモノをそこに見たような気がします。
講師の立場でありながら、そんなことを学ばせていただきました。
また、授業を請け負うということの難しさを学び、改めて教授の方々に尊敬の念を抱きました。
来年担当できないのが残念なほどです。
貴重な体験をさせて頂いた子どもたち、その保護者の皆様に感謝の言葉で一杯です。(榮)