2014年度後期に発足した教職サークル「淑徳大学師道塾」。
1期生には歴史学科で学んだ専門的な知識を活かして「将来教職に就きたい!」と希望する学生が多く、そうした有志が集まって教職サークルを運営しています。
2015年度もそうした学生の学びは継続中。正規履修科目外であり、単位として認定されないながらも将来の教員を目指す学生の奮闘が続いています。
2年次に進級した1期生が現在取り組んでいるのは、高校までに学んできた歴史の知識を確認しつつ、自ら教壇に立って指導する立場を経験するために、「日本史検定」の過去問をつかった模擬授業。
ここに参加する学生には、まず過去問の予習が求められます。さらに担当を決めて解説授業をしていきます。今日は白石君の順番。
ただ単に正解?不正解を確認していくのではなく、何を、どこまで、どのように教えるのかといった教授者としての予習をした上で授業を展開していきます。
生徒役として参加している他の学生は、和やかな雰囲気のなかにも真剣な眼差しで教壇を見つめています。
このサークルに集う学生は、発声方法や話す上での抑揚のつけ方、スピード、板書方法などといった教員としての基本スキルについても1つずつ確認しています。
教員採用試験を突破することをだけを目標とするのではなく、実際に教員になったあとのことまでを見据えた学びがここにあります。